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【旅するジーンズと16歳の夏】夏休みの小旅行。女の子の青春映画の傑作!

投稿日:2019年5月26日 更新日:

【あらすじ】

ディビー、リーナ、カーメン、ブリジットは、それぞれ性格は異なるけれど、仲良しの女子4人.

いつものように4人でショッピングをしていると、体形が異なる4人それぞれにぴったり合う1本のジーンズを発見する。

不思議なジーンズを手に入れた4人は、夏休みの間、それぞれ順番にそのジーンズを穿くこととし、ジーンズにそれぞれの夏の思い出を刻むことを誓うのだった。

【思春期の女子旅】

「旅」をモチーフにした映画を観続けている著者ですが、さまざまな年代の人を主人公にした旅映画があることがわかってきました。

少年時代であれば「スタンドバイミー」、青年期であれば「オン・ザ・ロード」、老年期であれば「最高の人生の見つけ方」とか。

本作「旅するジーンズと16歳の夏」は、夏休みの間、4人がそれぞれ普段とは異なる場所で過ごす中、恋や家族との関係に悩み、そして成長する女の子の青春ストーリーです。

登場人物とそれぞれのエピソードは次の通り。

ディビー :美人だけれど、内気な少女。祖父母のいるギリシャ・サントリーニ島で過ごす。
リーナ  :世の中を斜に構えて見ており、年の離れた幼い兄弟がいる。地元のスーパーでアルバイトをしながら、映画の撮影に励む。
カーメン :プエルトリコの母を持つカーメンは、夏休みは母と離婚し、別居中の父親と過ごすことになるのだが。
ブリジット:運動神経抜群で美人なブリジット。所属するサッカー部の合宿でメキシコで過ごすことに。

なお、4人それぞれにぴったりあうジーンズですけれど、それ自体が特別なファンタジーな演出をするわけではありません。

「旅するジーンズ」とありますけれど、単純に彼女らか1週間ごとに回し穿きをしていくだけで、ジーンズが空を飛んだりするわけでないです。
(ジーンズを送るときはFedExを利用しています。)

【ロケ地 サントリーニ島】

本作では、4人それぞれがばらばらの場所で過ごすため、視聴者もそれぞれの風景を楽しむことができます。

中でも目を奪われるのは、ディビーが訪れるギリシャのシーンでしょう。

「青」と「白」を基調とした街並みはあまりに美しく、この映画用に作られたセットなのではないか、と思ってしまうほどですが、撮影場所は実在する「サントリーニ島」。

ヨーロッパ屈指の観光地であるこの島には、サマーシーズンにはヨーロッパ中から観光客が集まるといわれています。特にサントリーニ島のイアという場所からの夕日は世界一、とも言われています。

著者もサントリーニ島には一度訪れたことはありますが、街の風景は本当に映画と全く一緒。

海沿いにある街の路地は狭く、ロバが闊歩しているのも同じです。

ただ、ディビーは夏に訪れていますが、著者が訪れたのは冬。シーズンオフ。

「シーズンオフとはいえ、お店はやっているだろう。むしろ人が少なくて過ごしやすそう」 と考えていましたが、完全に見通しが甘かった。

海岸沿いに立ち並ぶお店は飲食店を含んでことごとく閉店しており、夏に向けた準備なのか、内装工事している場所もありました。

いつかまた一度行ってみたいです。

【感想】

4人それぞれがバラバラで過ごすため、4人分のエピソードをジーンズという一本の軸で束ねており、ストーリーがばらばらにならずに、飽きずにみることができました。 また、女優さん4人の演技がとてもうまい!どのエピソードでも感動できます。

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