あらすじ
部隊は1960年代の香港。たまたま、香港の同じアパートに同じ日に引っ越してきた、チャウ夫妻とチャン夫妻。
チャウは新聞社に、チャンはある企業の女秘書として働いている。それぞれ、廊下ですれ違うと単に挨拶する仲であったたが、お互いの妻・夫が浮気していることを知り、次第に互いに親密になり・・・。
香港とチャイナ服
「香港」という言葉を聞いて、どのようなイメージを抱くでしょうか。
「摩天楼」「ショッピング」「百万ドルの夜景」。こういったキーワードを思い浮かべるのが一般的でしょうか。
本作では、主人公たちの生活圏がメインの舞台として描かれており、一見、ここって香港?と思ってしまうかもしれません。そもそも、ロケ地の大半はタイといわれてます。「香港らしさ」を期待すると裏切られた気分になってしまうかも。
そんな中、作品で香港・中国らしさを感じさせてくれるのは、チャウ婦人をはじめとした女性たちが着用するチャイナ服でしょう。
チャイナ服は1960年代まで女性の普段着として使用されていたそう。、映画でも、時には色鮮やかな、時には落ち着いたさまざまなチャイナ服が映像を彩ります。
感想
大人の純愛(不倫)を描いたしっとりめの作品。台詞が少なく、また、状況を説明する描写も少ないため、著者にとっては正直難解でした。ただし、映像は美しい。見る人を選ぶ作品です。