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アイスランド

【LIFE】「世界を見ること」「日々を真摯に生きること」。LIFEの神髄がわかる作品。

投稿日:2019年2月9日 更新日:

あらすじ

主人公・ウォルターはフォトグラフ雑誌・LIFEのネガ管理担当。
真面目な性格ではあるものの、空想癖があり気になる女性も誘えない冴えない男。

ある日、いつものように会社へ出社すると、勤務先が吸収合併されたために、担当していたLIFE誌が廃刊になることを知る。

LIFE誌を代表するフォトグラファーであるショーンの「LIFE最終刊の表紙は、LIFEの神髄が描かれた『25番のフィルム』で飾るべきだ」とされたが、なんとそのフィルムが見つからない。

ウォルターは、25番のフィルムの在処を聞くために、ショーンがいるとされるグリーンランドへ向かうのだった。

ロケ地

ショーンを追うために廻った場所は、グリーンランド、アイスランド、そしてアフガニスタン。

ただし、実際はアイスランドでの撮影が多かったようです。

1000万年以上前の火山活動によって誕生した「火山島」であるアイスランド。

オーロラや白夜、間欠泉といったユニークな自然現象で知られる同国は、例えば、SF大作である映画スターウォーズの撮影にも使われるなど、まるで地球にあるとは思えない自然が広がります。

アイスランドを中心とした壮大な自然をバックに主人公が生き生きとしはじめるので、著者もどんどんとテンションが高くなってしまいました。

感想

To see the world ,
Things dangerous to come to,
To see behind the wall,
To draw closer,
To find each other and to feel.
That is the purpose of life.

世界を見よう、
危険でも立ち向かおう
壁の裏側を覗こう、
お互いを知ろう、
それが人生の目的だから。

主人公・ウォルターが働くLIFE社の社訓。

ショーンを探すためにグリーンランドへ訪れ、酔っ払いの運転するヘリコプターに乗り、誰もいない道路をスケボーで駆け下り、ヒマラヤ山脈に登って、現地の子供たちとサッカーをする。

まさにLIFEの社訓を体現し始めた主人公は、みるからにたくましくなっていきます。

このように、旅を通した主人公の成長を本作で描かれていますが、実は旅に出る前の「冴えない」主人公も日々を真摯に生きていたところがわかるのが、本作の魅力のひとつでしょう。

あまり詳しく書くとネタバレに繋がってしまうので書けませんが。

旅に出たくなるし、日々を真摯に生きていこう、そんな風に思わせてくれる作品でした。

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