あらすじ
ブタペストからパリ行きの長距離車で偶然出会った、パリの女子大生・セリーヌとアメリカ人青年・ジェシーは、自分のことや子供のころの思い出など、果てしない会話をしていた。
「オーストリアの朝の飛行機に乗るんだけど、それまで一緒に話していないか。」
2人ウィーンで途中下車をして、宗教や恋愛など、さまざまな話を夜通し歩きながらをするのだったが、一刻一刻と別れを告げる夜明けは近づいてきて。
ロケ地
ロケ地はオーストリアのウィーン。人口は200万人に満たない程度(2017年現在)。
パリのように壮麗でもなく、ローマのようにそこら中に世界遺産があるわけではないですが、この映画のように、1日で十分楽しめる街なのかもしれません。
二人が訪れたウィーンの名所で、最も有名なものの一つはプラーター公園の観覧車でしょう。
その歴史はとても古く、建設されたのはなんと19世紀末。ちなみにこの観覧車は半世紀以上、世界屈指の大きさを誇ったといわれており、ゴンドラの乗員は20人程度。ちなみに、観覧車の中で2人はキスすることになるのですが、現実では、人目が気になって大変でしょう(笑)
旅恋
旅先で出会った人と恋仲になる。旅好きな人も、旅好きでない人も?誰もが一度は夢見るシチュエーション。
もちろん、実際旅先で会った人と恋人関係さらには結婚までに至る人は少と思いますが、著者の知人でも、結婚まで至った(しかも旅先で知り合った外国人と!)という人もいるので、頑張ればいける!というところでしょうか。
本作では、「半年後に会おう」という約束をしてエンディングを迎えることになります。
果たして、この後の2人がどうなるか。。。。それを描いたのは「ビフォアサンセット」。こちらも是非おすすめです。
感想
ラブコメ以外の恋愛映画は食わず嫌いでほとんど見たことはなく、期待値低めで本作を鑑賞。
が、本当におもしろかった!!旅先で出会った、特に旅行好きの人とは、なんだか話が盛り上がると思うのは僕だけでしょうか。
たぶん、異国の地にいるということで気持ちが高揚していることと、お互い同じ「旅」という共通項があるから、話が盛り上がるのだと思います。
ほとんどアドリブなのではないか、と思うくらい、2人の会話は極めて自然。また、カットがほとんどないことから、映画を観ていると、きわめて現実の旅に近いような感覚が味わえます。
旅好き、とくに海外1人旅が若者にはとってもオススメな映画。おもしろかった!