あらすじ
舞台はギリシャ・エーゲ海にある島。翌日に結婚式を控えたソフィは、ホテルのオーナーである母一人に育てられ、父親を知らない。母の日記の手がかかりを基に、ソフィは「父親の可能性がありうる」3人を自身の結婚式に招待するのだった。
スウェーデンのポップ音楽グループABBAの楽曲をベースにした、ロマンティック・ミュージカル映画。
ロケ地
舞台はギリシャ舞台となった「カロカイリ島」は架空の島。実際のロケは、さまざまな場所で行われましたが、メインの場所はギリシャのエーゲ海に浮かぶ「スコペロス島」。青と白を基調とした家々と石畳からなる街並みが特徴的な島。本作のエンディングを飾る結婚式のシーンも、この島にある小さい岬の上にある教会が使用されました。
ABBA
ABBAは1974年~1983年までの活動休止まで、世界的に活躍したスウェーデンのポップスグループ。本作では、ABBAの曲がふんだんに使われていますが、特に有名なのは本作の題名である「マンマ・ミーア」と「ダンシングクイーン」。
「マンマ・ミーア」は彼氏に傷つけられて別れたのに、別れたことを後悔している曲。ソフィの母・ドナが、3人の「元カレ」と久しぶりに再会してしまったときに流れる音楽。内容を考えると暗い感じがするものの、明るいポップな曲調であるために、そこまで暗さを感じさせることはありません。
「ダンシング・クイーン」は、金曜日の夜に、勇気を出してはじけよう、というような意味の曲でしょうか。聞いているだけで、踊りだしたくなるような軽快な曲調が特徴的で、ABBAで一番有名な曲でしょう。
なお、2018年から活動を再開したそうです。
感想
正直、「自分の娘(と思われる)」結婚式にギリシャに来たことを3人の父親(候補)がお互いに知れたら修羅場になるとしか思えず、そもそもソフィの行動にまったく共感できませんでしたが、そうした「細かい」ことを抜かせば、街の風景や音楽が明るく、とても楽しい気分にさせてくれる映画でした。